さりげないユーモア

2016年1月26日 富山県は南砺(なんと)移住233日目

明治十年創業 城端しけ絹 株式會社 松井機業

糸操り作業のお手伝い

『 本来一頭の蚕がひとつの繭を創るはずが

ごく稀に二頭の蚕がひとつの繭玉を創ることがある 』

昔はこの複雑に絡まった糸を玉糸と呼び 上等な着物にはならないと

廃棄されたり安価に取引されていたが

かつての城端人が

二頭の蚕の愛の結晶と謳い

奇跡の絹糸と価値を見い出したそうな

蛹の無防備な時期の

ありとあらゆる自然現象から

命を守る為の繭

そこから紡いだ絹糸は

優れた性質を持つ

不均一に美しい節がある玉糸を

いくつもの糸操り機に通しながら

縦横無尽に動き廻る仕草は

女性の姿をした蚕の精のよう

そうして織られた“ しけ絹 ”には

偶然から誕生する不可思議な模様が浮かび

遥か彼方を彷徨う銀河にも想てくる

6代目 見習い松井 紀子さんが

写真を撮りますよと

僕の携帯カメラを手に取ると

まさかの自撮りという珍事

城端の町に

今も昔も変わらない

糸操り機のカタカタ動く音と

ケタケタ笑う声が響き渡る

伝統と最先端

さりげないユーモア

きっと百年前も百年先も

株式會社 松井機業 http://www.shikesilk.com

南砺移住物語 chihiroiseyalife https://chihiroiseyalife.wordpress.com

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