人が集う場所 それは挑戦する姿 そのものかもしれない

2015年7月17日 南砺移住40日目

霧雨煙る幻想的な朝
ご近所さん高桑 健さんの
葡萄農園の支柱を立てる
手伝いをする
トノサマバッタと戯れて
蜘蛛の巣が朝露に輝き
小さな可愛いショベルカーは
遊園地の乗り物みたい
慣れない作業も後半には呼吸が合い
速く そして綺麗に仕上げる
人間の適応能力は素晴らしい

昼過ぎに
地域おこし協力隊
内山くんこと うっちーと
井波の町に
「南砺市ゲストハウス+ツリーハウス(仮)」
を企画されている楠 知足さん達に
お話を聴きに伺いに行く
まだまだ公表できない事だらけなので
掲載する事はできないが
築110年の歴史的価値がある洋館風古民家
相当な修繕工事が必要ではあるが
ユニークで歴史ある建物を後世に残し
有効活用する事で
たくさんの人の憩いの場にしたいと
想いを話してくれた

キーワードは
「日本のサクラダファミリア」

まるで命を吹き込まれた
生き物のように
訪れるたびに変化して
多くの人々で育ててゆく
建造物になることでしょう

人が集う場所
それは物件や利便性
交通網では無く
挑戦する姿
そのものなのかもしれない

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サーフィンから学んだこと

2015年7月16日 南砺移住39日目

本日の湧々農場は
東京からLUMINEのお二人
黒川くんと東島さんが
視察に来てくれた

吉田 稔さんは何十年も
土と真剣に対峙してきた
そのことが
東京の人までも呼び込んでしまう
奥さん かずえさんの
湧々農場の野菜をふんだんに使った
手料理を一緒にご馳走になった

もちもちの玄米のおにぎり
とろけるナスの煮浸し
生命力のあふれるサラダ
そして採れたてのトウモロコシは
生でも食べることができ
糖質の高い甘みと独特の香り
ここでしか味わえない贅沢にうっとり

食後にジャガイモの収穫をした
黒川くんは僕の日記を
読んでいてくれたらしく
ついに登場人物に
黙々と働く方だけど
本当に土が好きなんだなぁと
その表情から隠せないほど
滲み出ている

東島さんは実は南砺の出身で
話していくうちに
どんどん先祖の代から
吉田 稔さんとの繋がりがあり
やはり南砺には「結」の精神が
根付いているのだなと
僕もそんな風に
生きてゆきたいものだと願った

夜 場所文化フォーラムの理事長
吉澤さんが南砺にいらしているという事で
田中南砺市長やエコビレッジ課との
会食の場にお呼ばれした
次々と田中南砺市長に電話で
呼び出された方が集い
ついに絹織物の松井 紀子さんに
やっと逢えた
逢うべく人は約束もせずに
導かれたように逢える南砺だけど
この半ば強引な出逢いも
それはそれとして面白いものだ

そういえば神奈川県在住の頃
サーフィンをしていて
形の良い綺麗な波は
力なんて使わずに波に乗れれば
小さい割れにくい波は
力尽くで波に乗っていたことを
思い出した

大自然は偉大だ
たくさんのことを
教えてくれる
波のリズム
寄せては返す「運」を
逃さないように
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南砺市地域おこし協力隊定例会議

2015年7月15日 南砺移住38日目

南砺市地域おこし協力隊定例会議

市民協働課や各センター長が集結し
6月度の活動報告や7月度の活動目標の
意見交換をした

僕は今回が初めての出席だったのだけれども
やはり人間は顔と顔を合わせて
それぞれの南砺への想いや考え方の相違
新たなアイデアや問題点の具体的解決策などを
徹底的に話し合うべきなんだなと
つくづくしみじみ感じた

民主主義という言葉は
明治維新後に西洋から輸入され外来語

五箇条の御誓文
一、広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スベシ
一、上下心ヲ一ニシテ盛ニ経綸ヲ行フヘシ
一、官武一途庶民ニ至ル迄各其志ヲ遂ケ
人心ヲシテ倦マサラシメン事ヲ要ス
一、旧来ノ陋習ヲ破リ天地ノ公道ニ基クヘシ
一、智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スヘシ

アイヌ語のチャランケ
“ とことん話し合うこと ”

聖徳太子(厩戸皇子)の憲法十七条
“ 和をもって尊しとなす ”

ふと
こんな言葉が脳裏をよぎった

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発酵は全てを「醸す」 それは食材も人間も そして世界をも

2015年7月14日 南砺移住37日目

石川県は発酵食大学
3期生卒業式の試食会に
コミュニティ・トレード al で
出逢った村本 理恵さんに
招待していただいた
心からの感謝

南砺に移住して
僕がまずやるべきことは
兎にも角にも「知る」ということ
必死に4町4村を駆けずり回り
恥を捨て他県にまで足を伸ばして
種を蒔いてきた

土徳の精神文化
茅場の自然との共存共生
伝統と時代の変化
炭素循環農法

様々なことを体験して学ぶうちに
なんとなく人間の根源とは
「生きることは食べること」と感じてきて
原点に帰ることが最も大事なことだと
発酵食料理に関心を持ち出した矢先の招待だ
このご縁は導かれたとしか思えない

正直 僕は発酵食料理というと
素朴で味気ない
精進料理のようになるのかなと
思っていたのだけれども
とんでもない
創意工夫された料理は和食から洋食
香辛料の効いたエスニック料理
デザートまであって
固定概念は瞬く間に崩壊した

講師の小紺 有花さんとも
お話ができた
僕がここへ導かれてきた経緯
南砺で学んだことや使命

『 発酵は全てを「醸す」
それは食材も人間も そして世界をも 』

この言葉が今も頭から鳴り止まない

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答えの無い話に夢中になり挑む

2015年7月13日 南砺移住36日目

太陽と風と湧々農場

いつものように
会話の尽きない吉田 稔さんは
土壌の糸状菌を手に取って
「これは凄い農地になるぞ」
と興奮気味に見せてくれた

僕が手伝っているこの土壌は
新たな炭素循環農法に挑戦をしていて
太陽のエネルギーや
風のエネルギー
そういった自然エネルギーを
すべて凝縮しているのだと
好奇心や向上心とは少し異なる
「わくわく」しているのだと氏は云う

「発酵した大地で育てた野菜を
発酵食料理にしたら
最高の食事になりますね」と
僕も興奮気味に話す

本当に僕らはいろんな話をする
なぜ人は恋に落ちるのか?
吹き抜けた風はどこへ行くのか?
どうして物は落ちるのか?
人間が存在する意味は?
信じるとはなんぞや?

親子ほど歳の離れた
僕らに共通しているのは
“ 当たり前 ”という言葉が
大嫌いだということ
素朴なことに疑問を抱き
答えの無い話に夢中になり挑む

いつの間にか足の親指の間に
綺麗な緑色の植物が挟まっていた
天然のお洒落を身に纏い
この地球という星にちょっとだけ
認めてもらえたような気がした

太陽が西の彼方に沈む頃
大鋸屋のお寺で
大福寺の太田住職
段條寺の今井住職
そして僕とで晩酌をさせて頂いた
持ち時間三分ずつで
それぞれの想いを順番に話そう
太田住職がそう提案してくれ
僕は吉田 稔さんとの
答えの無い話について質問した

今井住職は自然の観点
太田住職は精神の観点から
何周も何周も話てゆくうちに
酔いも深くなり
肉体という感覚は遠のき
意識は宇宙空間に解き放たれ
帰ってこれた想ったら
そこにいたのは
今井さん 太田さんという
紛れも無いひとりの人間だった

あの時の不可思議な体験は
はたして夢だったのか
それとも現実だったのか
生涯忘れることは無いだろう

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照りつける太陽

2015年7月12日 南砺移住35日目

僕が暮らす
大鋸屋は高桑 健さんの葡萄農園で
支柱を立てる作業の手伝いをしてきた
凸凹した大地で水平垂直を測り
徐々に描かれる
縦や横の優雅な和の造形美

ショベルカーでの穴掘り
正確な測量
土で支柱を埋める

最低3人はいないとできない作業に
助け合いの精神が根付く
南砺の古き良きを見た
照りつける太陽
トラクターの日陰で休憩
汗だくの男たちの間を
爽やかな風が吹き抜けた

雑貨 × 作家マーケット
at 金沢駅もてなしドーム

お世話になっている
みやび 樫亭のカワイさんに逢えた
花や多肉植物や苔に囲まれ
大人から子どもにまで大人気
苔の寄せ植えの風鈴が響かせる音色に
生命が織り成す小宇宙を感じた
炎天下の蒸し暑い展示会場だっけど
生き生きと明るく元気で
本当に好きな事をしている人は
輝いているなと思った

木工職人のフジタ マリさんに出逢う
彼女の創る木工の家具や小物は
小人が住んでいるんじゃないかと
思ってしまう程の
物語を感じる可愛らしいさに
木目の個性が美しい寄せ木
気が遠くなる程の丁寧な研磨
とってのある蓋や箱は
分厚い一枚板を削って造型されており
次元を超えた情熱が注がれていて
一緒で彼女の作品の虜になった

いろんな作家さんに出逢い
僕の毎日更新しているこの日記も
たまには詩だけの日
たまには写真だけの日
そんな風にリズム感があると
面白いかもねとアイデアをもらい
感性を刺激する一日となった

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そんな笑顔をされたら こっちまで笑顔になるよ

2015年7月11日 南砺移住34日目

勝手に梅雨明け宣言したくなる
手を伸ばせば吸い込まれそうな空

夕方には金沢駅から
新幹線で帰るというので
とりあえず石川県内に行くことにした
僕に逢いに
南砺にまで来てくれた村瀬夫婦を
かけがえの無い旅にしてあげたくて
こんな機会は
もう二度と無いかもしれないから
能登半島へとドライブすることにした

輪島塗まで行けるのだろうか?
ガイドブックには載ってない
地元の秘密の場所はないだろうか?
どんな料理屋にたどり着くのだろうか?
合言葉は “ 行き当たりバッチリ ”

全長約8km
クルマで波打ち際を走れる千里浜
どこまでも続くその先に陽炎が揺らめく
空の青と海の青とが混じり合い
太陽があまりにもまぶしくて
僕らもその風景になれるんじゃないかと
両手を広げてまだ冷たい海水に溶けてゆく
楽園はきっと地上にあって
それは一瞬のキラメキ

浮世絵師 歌川広重の名作
「滝乃浦」の地 巌門を目指す
溶岩と潮風が
永い年月をかけて産み出した
大自然の彫刻
大海原からの断崖絶壁は
どうなっているのだろうか
歌川広重だって
見たこと無いかもしれない
好奇心が迷わず遊覧船へと誘った

遊んだ遊んだ
徹底的に遊んだ
時間の限り遊び尽くし
兼六園
金沢21世紀美術館
金沢城
名だたる観光名所は外観だけを堪能

「世界で最も美しい駅14選」に
国内で唯一選ばれた金沢駅
カップルに写真を撮ってあげるから
僕らの写真も撮ってよとお願いすると
何故だか次々と
ヘンテコポーズを要求される

いつかは来るのは
わかっていた別れの時間
そんな笑顔をされたら
こっちまで笑顔になるよ
小さくなるまで手を振った

南砺は旅人の数だけ存在する
あなただけの南砺を・・・

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言葉はいらなかった 遥か遠くをただただ眺めた

2015年7月10日 南砺移住33日目

7月10日は『なんとの日』
「LOVE♡城端線クリーン大作戦」
仕事や学校へ通う前の早朝
日頃お世話になってる
最寄りの城端駅で
ゴミ拾いと草刈りで恩返し
知ってる人ばかりで
念願の千華園の石村修子さんが
いらっしゃって
約束しなくても同じ想いていれば
必ず逢えるんだねと笑い合った
71.0人が集結して
なんとくんや
ナントマンブルーとグリーンも
一生懸命に環境美化活動に努めて
みんなで心地のよい太陽の光を浴びた

そして遂に
故郷 神奈川県から十年来の友達
大学の同級生の村瀬夫婦が
遊びに来てくれた
南砺に移住してから
初めての地元の友達の訪問
久しぶりの再会に胸は高鳴り
昨夜からどう おもてなししようか
あれこれと作戦を練る

やはりまずは
世界文化遺産 五箇山合掌造り
僕が学んだ歴史や文化
人間と自然との共存を歩きながら話
合掌の森PROJECTの
荒井さんや由宇さんにも逢えて
偶然訪れていた
茅場の草刈りでお逢いした澤井 豊美さんと
その友達のアーユルヴェーダで
富山県を健康面から
元気にしたいと伝えてくれた
米山 愛さんにも出逢えた

昼食は なんと言っても
「なやかふぇ」
1日限定5食の御膳は前日に予約済み
オーナーの山瀬さんにも
お越しいただけるように連絡して
一緒にご飯を食べた
畑の野菜の話や薪ストーブの話
トレイルランや音楽祭の話
本当に初対面かなと思うくらい
とにかく尽きない話で盛り上がり
さすがに店を出ようとしたら
今度は澤井 豊美さんと米山 愛さんがご来店
南砺は奇跡が起きる

次に日本伝統工芸 井波彫刻へ
南部白雲先生は御不在でしたが
その娘さまが
折角お越しになられたのでと
生後2ヶ月の赤ん坊を抱えながら
槌蔵の展示場を案内してくれた
こういうさりげない温かさが
日常にあふれていて感動すらする

続いては
南砺の精神文化 土徳に触れたくて
棟方志功記念館 愛染苑へ
ここでもまた知ってる方が
スタッフで働いていて
お互い眼をまん丸くして驚き
落語のような流暢な語りで
説明をしてくれた

南砺の魅力は
この大地に息づく人の暮らし
村瀬夫婦に多くの人々を紹介できて
僕の大好きな人が
僕の大好きな人と繋がって
そういうことが無条件に嬉しい

どうしても
連れて行きたかった場所がある
縄ヶ池の展望台から眺める散居村
澄み渡る青空
今日の夕焼けは綺麗になりそうと
森の道を進むと急に深い霧に包まれ
不安と背中合わせに
曲がりくねった山道を車を走らせる
展望台にたどり着くも濃霧で散居村は
まったく見えなかった
諦めかけて帰ろうかというその時に
まるで天空に浮いてるような
息を飲むほどに美しい七色の夕焼け空
言葉はいらなかった
遥か遠くをただただ眺めた

伊勢谷邸宅にてお泊まり会
人が集う歓び
湧々農場の野菜をご馳走し
地酒 立山に酔いしれ
今日という日の出来事
ひとつひとつを想い出し
眠りに就く

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反省したら 失敗を糧に 顔を上げて 歩き出そう

2015年7月9日 南砺移住32日目

朝から小雨が降りしきる

こんな日は
地域おこし協力隊として
提出しなければならないレポート
⚫︎6月度の活動報告書
⚫︎7月度の活動目標書
⚫︎氷見市・南砺市地域おこし協力隊
情報交換会のまとめ
を書こうと机に向かった

改めて移住してからの
自分を見つめ直す良い機会となった

家に籠もりっぱなしの一日
気晴らしに町を散策して
新たな生活雑貨などの店を
開拓しようとクルマを運転したら
新車をクラッシュ
南砺市民協働課の皆さん
本当にゴメンナサイ
見積もり出したんで弁償いたします

心配してくれた方が沢山いましたので
状況をちゃんと説明しますと
店の駐車場に停めようとバックをしたら
軽く縁石を乗り上げてしまい
飛び出ていた鉄パイプに
コツンとブツけてしまいました
スピードは出てなかったので
ブレーキランプのみの破損
怪我は全く無く
身体や脳に衝撃も全くありません

南砺での暮らしにも
だんだんと慣れてきて
不遜な気持ちが
芽生えてきたのだと
己を戒めます

反省したら
失敗を糧に
顔を上げて
歩き出そう

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同じ時代 同じ国 同じ想いで 出逢った奇跡に乾杯

2015年7月8日 南砺移住31日目

氷見市・南砺市
地域おこし協力隊
情報交換会

今回は4月から6名
氷見市地域おこし協力隊になった方々に
南砺市を案内する事になった

まずは先輩 平地域担当
うっちーこと内山くんが手掛けた
空き家をリノベーションした
集いの空間「おえばれ」のご紹介
床の張り替えの苦労話や
ここで多くの地域住民たちと
酒を飲みながら素敵な時間を過ごした
思い出話を聴いた

上平地域担当
麻衣ちゃんこと渡邉さんが
バスガイドのようにユーモアを交え
菅沼合掌造りの人間と自然の共生
在来種 五箇山ぼべら(かぼちゃ)を守る活動
道路沿いにシバザクラを植え続けて
この村をこよなく愛しているのだなぁと
仲間たちの知らなかった想いを知る

続いて私の家 伊勢谷邸宅で
活動発表&意見交換会
見ず知らずの地へ移住して
だんだんとお客さんが
訪れてくる家になった事が
何事にも代え難い喜び
氷見市地域おこし協力隊の
活動報告を聴いたが
行政 コンサルタント
学生のボランティア団体
地域おこし協力隊の専門や能力 特技が
一体となって活動しており
感銘を受けた

最後に空き家対策・移住促進担当
いのっちこと井上くんの
空き家を利用しての音楽祭
才川ヘブンの御宅へ
持ち主の方からお話を伺うと
実はイベント後
親族との話し合いの結果
この場所はそっとしておく事になり
イベントは終焉とする事になった
ただそこから産まれ派生した
出逢いこそ全てなのだと
僕らにエールを贈ってくれた

締めくくりはやはり宴会
コテージ IOX-WALDで
待ってましたとばかりに
BBQとビールで大盛り上がり
泊まりがけの飲み会だから
夜が更けるまで
旧知の仲のように語り合った

年齢も価値観も出身も
まるで異なる仲間が
同じ時代 同じ国 同じ想いで
出逢った奇跡に乾杯

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